アイデアを考えるための基本フレーム「リボン思考」って何?

東大の教養学部で人気の授業を書籍化した注目の一冊

東大は誰もが知っている日本最高峰の大学であり、多くの著名人を輩出している大学です。
その灯台で教養学部の学生さんたちが殺到するといわれている授業「ブランドデザインスタジオ」は、新しい物を生み出すための思考力を体系的に学ばせるため、2011年に始まった授業です。

その授業が書籍化されたものが、「東大教養学部「考える力」の教室」という本です。
新しい物を生み出すために何が必要となるのか、その思考フレームがわかりやすいと、多くの方が読まれています。

リボン思考という考え方

アイデアをぽんと出せる人、それはセンスを持っている人で、極限られた人たちの能力と、これまで思われてきたのですが、そうではなく、経験や暗黙知によって新しい事を考える力を備えてきたことからアイデアを生み出す力を得てきたもので、実は特別な才能があるという事ではないといいます。

一般的にアイデアを出すことが出来る人はセンス、天性の能力があると決めつけられていたのは間違いで、誰でも思考力、考える力はトレーニングを積むことでレベルアップできるという考え方を、この本で説いています。

著者はこの考え方の基本フレームについて、リボン思考とよび、これを身につけることで、新しい物を作るための能力、企画アイデイア力、さらに生きていく上で様々な事にぶち当たった時、それを打開する力を養う事が出来ると伝えています。

自分を伝えること、これも一つのアイデア

就活の中でエントリーシートを書く機会が多くなっていますが、この掻き方にもアイデアが活かされることで、人と全く違う個性あるエントリーシートにできます。

友人が多く部活ではリーダーシップをとり・・・など沢山の良い点を並び連ねていても、その文章を読んで相手にこの人はこういう人と明確にわかる事になりません。
ただ漠然とこういうことに頑張ってきた人、こういう事を行ってきた人と理解するのみです。

リボン思考では自分の本質とは何か?という部分を掘り下げていき、一つのコンセプトを作りそこにストーリーを作っていくという志向ができるようになるといいます。
今までのその人の人生が、あるコンセプトをもとにストーリー字建ての様に読めるなら、この人はこういう人という明確なイメージが出来ます。

グループディスカッションで伸ばす能力

著者は、リボン思考で実際に授業を受けている学生は、グループディスカッションを行うと高い能力を破棄するといいます。

リボン思考をもっている学生は、自分も参加者も全員がバランスよく発言できているのか、結果、結論に至るまでの時間配分が出来ているのか、意見をぶつけ合い論議する時、お互いをつぶすのではなく、お互いの意見が重なりあい気持ちがいいコミュニケーションを築けるのかを自然に思考してディスカッションしているといいます。

こうした技術を学生のうちに得ることで、社会に出た時にその力を発揮する事が出来るようになりますし、生活の中でも活かすことができるようになります。

様々な、ふだん鍛えることのない能力を鍛えていくことで、アイデアを出すときにも、とっさの判断が必要な時にも、リボン思考によって的確に、また個性豊かなアイデアや池縁を繰り広げることができるようになると伝えるこの本は、学生にも社会人にも役立つ本になると思います。